型紙の選び方







商品ページに記載しているサイズは身頃型紙のサイズ(実線の寸法)になりまして、犬の体のサイズではございませんのでご注意下さい。

※ギャザーが入った身頃やハーネス、着物は参考値になり、裾リブがデザインの一部になっているデザインはリブの太さも着丈に含みます。例.後リブタンクトップなど。
当店では幅広いサイズ展開の型紙をご用意していますが、使用する生地の厚みや伸縮性によってサイズを変える為、使用する生地の特性(厚みや伸縮性)を考慮してサイズを決めて頂くようになります。

例えばトイプードルに服を作ってあげたいと考えた時に必要な情報は首回り・胴回り・着丈のサイズと使用する素材の情報です。お問合せで重さをご連絡頂く事があるのですが体重では型紙をお選び頂けません。

一般的に犬の首回り、胴回り、着丈のバランスは1通りではなく同じ犬種でも多少のサイズ違いがあります。
その為、トイプードルの標準体形と言う型紙はご用意しておらず”作りたいサイズで作れる”ようにサイズを豊富にご用意しています。早速、数多くあるサイズから愛犬のサイズを元に型紙サイズを決めて頂く方法をご案内致します。

サイズが大きすぎると犬服は脱げやすい服になるので、適度なゆとり量を決められるようになる為の経験が必要です。初めはニット素材で作るシンプルな作品を製作し、生地の厚みを変えて作り、ゆとり量がどう変化するか感覚で知って頂くと解りやすいと思います。



次にデザインの好みも考えてみましょう。例えば着せやすいようにゆとり量は少し多めにしたい、着丈を短めにしたい、腕を長くしたい等あると思います。上級者になると修正をする事を前提に型紙サイズを選ぶ方もいらっしゃいます。肩幅、袖ぐりのサイズ、腕の太さなどご自身の希望サイズにする為にはどれを選んだら良いのか、これは製作をして慣れないと解らないのですがサイズの選び方から物作りが始まっています。

《基本的な型紙サイズの選び方》
もしニット生地で製作するならヌードサイズに首回り+0~2cm、胴回り+1~3cm、着丈の長さー2~4cmがオススメの型紙サイズになります。上の動画もご覧下さいませ。







伸びない素材で作る時は胴回りのゆとり量が多く必要になります。着丈はフライスが付かないデザインでしたら長くても良いと思います。ヌードサイズに首回り+0~2cm、胴回り+4~6cm、着丈の長さー0~4cmがオススメの型紙サイズになります。生地が厚手になったり、大きな犬になるとゆとり量が多くなると考えられます。





実は何よりも難しいのは正確なサイズを測る事。
ポイントは“どこを測るか”と“どのように測るか”です。

【測る個所】立った状態で測ります。
首回り、胴回り、着丈を測って下さい。
1.首回りは首輪をした際の下側の一周になります。ここが洋服の首回りの位置になります。
2.胴回りを測ります。腕の付け根のすぐ下を横に一周測ります。
3.着丈を測ります。1の首輪の下側の位置からしっぽの上までの距離になります。



【首回り】


【胴回り】


【着丈】




ぴたっと肌にメジャーが付くように測ります。
肉がくぼまないように、また毛があってもふんわりと測らないで下さい。
※毛の量が多い場合は個別にサイズの修正が必要になります。



1.袖があると・・・胴回りの修正が大変です。どちらかと言うとやらない方がいいです。
その為、胴回りの修正をしないように袖があるデザインの場合は胴回りのサイズを基準に選びます。

2.袖がない場合は、首回り、胴回り、着丈で2個所以上サイズが近い型紙を選んであげると良いでしょう。



袖付きのTシャツを選ぶ際は、胴回りにゆとりを足した寸法で型紙を探します。
もし、袖付きの型紙で胴回りを修正すると袖ぐりの寸法が変わり袖の修正が必要です。
袖は立体的な構造をしているので紙状態での修正が難しいです。その為、修正をしない方法を選びます。


犬服工房はあくまでも型紙です。犬には個体差があり、使用した型紙サイズによっては犬にフィットしない事もありますので、出来るだけ理想に近づける様にゆとり量を考えて型紙を選んでみましょう。

ゆとりについて説明を致します。例えばニット素材で作るとします。

自分の愛犬(小型犬とします)の首回りが21cmでたら0〜2cmをプラスすると考えまして21~23cmが適切です。胴回りが36cmでしたら、ゆとりを0〜2cmをプラスすると考え36〜38cmの型紙が適切と考えて頂ければ大丈夫です。

もし、伸びない素材(布帛)で作る場合は胴回り36cmでしたら+4〜6cmで考えて頂くと良いでしょう。首回りはあまり多くゆとりを入れると脱げやすくなるので伸びない素材で作る場合も0〜2cmをプラスすると考えます。

上で説明したゆとり量はヌードサイズが大きくなると増加します。例えば胴回り60cmでニット素材で作る服でしたら4~6cmのゆとりが必要と考えます。この数値は予測であって正確ではないので感覚で決めます。

サイズ修正を考慮して型紙を選ぶなら胴回りを基準にします。
上級者は胴回りではなく全体のバランスを考えて型紙サイズを決めます。つまり、犬を見て理想のサイズになる型紙は胴回りが基準になるとは限らないです。しかし、熟練した経験を要し、説明も長文になるので控えますが当店が開催する講座ではご紹介しています。色々な選び方があるという事だけ知って頂ければと思います。

生地が厚手になるとゆとりが多くなります。この場合は、大きなサイズを使用し、着丈を短く修正します。
着丈の修正が一番簡単です。次に首回り、少し面倒なのが胴回りの修正です。
サイズ修正の手間を考えると胴回りは修正しないように胴回りサイズを基準にすると良いと思います。

※ゆとりの量は使用する素材や作り方で変えるのが一般的です。こちらでご紹介したTIPSをご参考に製作物に合わせてご自身でゆとり量を検討してみて下さい。

型紙のサイズを変える方法は色々あります。テクニックを知ると犬にフィットした服が作りやすくなります。
もしご興味がございましたらJDFDサイズ修正テキストをご参考になさって下さい。

1.袖が付いているか付いていないかデザインをチェック!
2.ゆとりの量を考えてみる!・・・型紙サイズが決まります。
3.印刷方法を決める!エコ印刷とばらばら印刷があります。

エコ印刷は異なるサイズがパーツ毎に重なって印刷されています。
ばらばら印刷はパーツが重ならずに印刷されています。縫い代に切込みが入ったカット加工をご利用頂けます。
エコ印刷と比べ約3~4倍多く紙を使用します。線を描いた後にカット加工する為、製造時間が長くなります。
ばらばら印刷2部以上のご注文は宅配便をお選び下さい。




1.首フライスが付かないデザインは首回りは小さめ(-NA、-NBなど)がオススメです。
フライスでキュッと絞っていないので洋服が下がったり、脱げやすくなるので小さめが良いと思います。

2.ワンピース等の裾にフライスが付かないデザインは着丈長めの+LAや+LBがオススメです。フライスが無い分、短く仕上がるのでヌードサイズと同じ着丈サイズが良いと思います。

3.アウター類は多くのゆとりを必要とします。大きいサイズを選び、首回り小さめ(-NA又は-NB)着丈短め、そして、腕細目がオススメです。大きなサイズは袖ぐりと袖巾が大きくなり過ぎるので腕細目が良いのですが、袖ぐりが小さいと着せ辛いと感じる方もいらっしゃるのでサイズ選びが難しいです。

4.ロンパースは尻尾側に引っ張られて首回りが大きくなりやすいです。ですので首回り小さめ、着丈短めがオススメです。

5.大型犬で胸が大きく張っている犬種はドーベルマンの型紙や胸深め型紙がオススメです。スタンダードプードルやラブラドールといった大型犬で首回りが小さい型紙はマスターパターンで販売しています。中大型犬の首回りが小さめカテゴリをご覧下さい。

6.犬服工房は部分的にサイズ違いの型紙もお選び頂けます。
フレブルやブルドッグの型紙は胸深めが選択できます。胸深めは前丈長めと異なりまして、首元が上に上がります。首の位置も好みで胸深めを好む方、元々の角度が良いと思われる方といらっしゃるのでどちらもご用意しています。ただし、何センチ上に上がるかは作って着せないと解らないです。



ミニピンは手足細目が選択できます。トップスは袖口が細くなり、ロンパースは袖口とボトムの足先が細くなります。 ロンパースで元から細い袖口の型紙もありまして、その場合は足先のみ細くなります。リピーター向けの型紙になりまして、どれくらい細いのが良いかはデザイン毎に異なり、着せて判断していただく様になりますので、初めて型紙をご購入する方はどちらが相応しいのか解らないと思います。





サイズ展開した型紙があるとブランド作りがスムーズにスタート出来ます。そこでマスターパターンと言うサイズ展開した型紙を販売しております。
又は当店で集めた犬データを元に作られた熟練犬服工房もブランド作りにオススメです。
>>熟練犬服工房

自分が飼っていない犬種や、修正が難しいサイズの犬服のご注文を受けた時に活躍します。

基本体型の犬種でしたらタンクトップはBASIC、ラグランとセットインスリーブはBASIC-NAがオススメです。フレブルは着丈が短いサイズが人気です。

これから犬服作りをする方はニット素材を使用するデザインから製作を始めて、少しずつサイズの感覚を掴んでみて下さい。サイズ修正方法を知ると微調整が出来るし、型紙選びの失敗も減らせるのでサイズ修正テキストで勉強するのも良いと思います。無理せず簡単な作品作りから始め、少しずつ難易度を上げて製作をお楽しみ下さい。



型紙には縫製手順を記載したマニュアルが同封されていますが洋裁が出来る方を対象として商品が作られています。その為、初心者の方はお近くの洋裁教室やカルチャーセンターで学習頂く事をオススメ致します。技術を覚えるまでは大変でも身に着けた後は忘れない限り自分の物です。当店でも講座をご用意していますし、教材も販売しておりますので勉強にご活用ください。